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ラトビアから リガインターナショナルコンクール ラトビア国立バレエ団
http://www.chacott-jp.com/magazine/d_diary/fromberlin/ 毎月記事を書いているダンスキューブ、今月はラトビアからです。 記事をシェアします! 今回は、東ヨーロッパ、ラトビアから国際ダンスコンクールの模様などをお届けしたいと思います。 2018年4月18日から22日にかけて、ラトビアの首都リガで今年14回目となる国際ダンスコンクール(Riga spring 2018)が開催されました。 参加したのは世界各国からの700人を上回るダンサーたち、Latvia, Estonia, Lithuania, Russia, Italy, France, Germany, Georgia, Iceland,Belarus, Sweden, Kazakhstan, China, Czech Republic, Bulgaria, Switzerland, USA, Japan, Australia(ラトビア、エストニア、リトアニア、ロシア、イタリア、フランス、ドイツ、ジョージア、アイスランド、ベラルーシ、スウェーデン、カザフスタン、中国、チェコ、ブルガリア、スイス、アメリカ、日本、オーストラリア)から集まりました。 審査員 ・Nina Ananiashvili ニーナ・アナニアシヴィリ グルジア国立バレエ団芸術監督 ・Andrei Litvinov アンドレイ・リヴィノフ モルダビア国立バレエ学校 ・Yury Petukhov ユーリ・ペトホフ ワガノワバレエ学校 ・Viesturs Jansons ヴェスチュルス・ヤンソン エストニア国立バレエ学校 ・Gyuzel Apanaeva  ギュゼル・アファナエワ 国立モイセーエフ・バレエ民族舞踊学校校長 ・Kenneth Ludden ケネス・ルーデン マーゴット・フォンテーンバレエ・アカデミー芸術監督 ・Stefania Pigato ステファノ・ピガト イタリア、振付家 ・Emi Hariyama 針山愛美 私も、審査員を務めさせていただくことができましたが、本当に色々と勉強になりました。 1805emi02.jpg 審査員 コンクールのプログラムは、 18日夜、オープニングパフォーマンス。 19日、クラッシック、ジャズ、モダンのワークショップ、そして出場者のステージリハーサル。 20日、午前中から午後にかけてクラッシック部門の審査、そして夜は民族舞踊の審査。 21日、午前中はコンテンポラリー部門の審査があり、夜は振付部門の審査。 22日、表彰式と、ガラパフォーマンスが行われました。 このコンクールの特色は、コンクールと言う雰囲気ではなくフェスティバル、お祭りのような雰囲気で開催され和気あいあいとしているところです。民族舞踊など、普段では見られないような踊りも迫力満点の団体で見ることができ、非常にバラエティ豊かでした。 クラッシック部門では、日本からの参加者と、ニーナ・アナニアシヴィリが芸術監督を務めるジョージア共和国の国立バレエ学校や国立バレエ団から来たダンサーたち、そしてモルダヴィア国立バレエ団から来た男性のダンサーたちの活躍が目立ちました。 グランプリをとったモルダヴィア国立バレエ学校の男の子は、もうプロのような踊りでひときわ目立っていました。 民族舞踊部門は、とても見ごたえがありました。審査をしていても、コンクールと言うことを忘れてしまい、パフォーマンスを見に来ているようなそんな気持ちになりました。 コンクールとは言え、やはりダンスは芸術、そして見ていて楽しめるものであってほしいと思います。 競技の中でもこのように楽しく心温まるパフォーマンスを見れた事は素晴らしいことだと思います。 私もあまり知らなかったのですが、ラトビアにはたくさんの民族舞踊の団体があり、全ての団体がプロフェッショナルでグループ協調性のある、エネルギー溢れた踊りを披露していました。 コンテンポラリー部門では、13歳から15歳部門の子たちの身体能力が抜きん出ていました。 そして作品も素晴らしいものが多く高レベルで、コンテンポラリー部門はグループよりソロの作品の方がレベルが良かったです。 シニアのコンテンポラリー部門で際立ったのは、日本から参加した参加者で、島崎徹氏の作品を踊りましたが、振付も素晴らしく、個性が生かされて動く彫刻を見ているようでした。 創作振付部門の作品は15作品ほどがエントリーされ、グループの作品がほとんどでした。 ユーモアある新しいアイディアを含んだ作品ばかりで、1作品たりとも作品が似たり、被ったものがありませんでした。 それぞれが個性のあるオリジナリティーあふれる作品でしたがら特に印象に残ったのは、男性同士のデュエット、ピエロの悲しみを表現したデュエットなどで、魂のこもった表現力でした。 コンクール開催中は、様々なワークショップも開催されました。私は最終日、舞台の上でクラシックのワークショップを行いましたが、小さい子から大人の方までがいろいろな国のメソードのもとに学んできた方々が受けにいらっしゃいました。いつも、年齢が違う方々や、学んできたルーツが違う方々を1つのクラスでまとめるのは難しいと思うのですが、英語とロシア語を交えながら無事に終えることができました。いつも教えることによって、学べることが2倍ぐらいある事に感謝です。 その他には、ジャズのクラス、コンテンポラリーのクラス、ロシア人や現地の先生、またジョージア国立バレエ団の先生によるクラッシックのクラスなどが行われました。 4月19日 ラトビア国立バレエ団の『ドン・カルロ』(バレエ)を見に行きました。 普通はオペラで見る「ドン・カルロ」をバレエで見るのも非常に面白かったです。 振り付けが、純クラッシックでもなく、コンテンポラリーでもなく、スタイリッシュなネオクラッシックが主流でセットもシンプルでした。 セットは面白いアイディアで、シンプルに形の違う何個かの大きな鏡を使い、鏡が動くとことによりセットが変化していきます。 ダンサーたちは、強靭な筋肉と瞬発力、そして柔軟性を兼ね備えていて、動きの全てがなめらかで、それで持って力強く様々なポーズが目に焼きつきました。プロダクションも、ストーリーを伝えていくのがとてもわかりやすく、見応えたっぷりでした。 4月19日にはラトビア国立バレエ団のレッスンも見に行きました。 ダンサー達は、ロシア的な美しいラインを持ちつつ、今や多数のヨーロッパのカンパニーが持つ強靭なコンテンポラリーテクニックの要素を兼ね備えていました。クラスでは、クラスの3分の1位の時間ジャンプに使っていたのが印象に残りました。後で話をしたら、ジャンプがやはり強さを生み出すと先生がおっしゃっていました。 今回でラトビアは、もう5回以上になります。 毎年コンクールの審査員を務めていますが、毎年毎年レベルも上がり、今年も成長しているのを見る事が出来ました。 今回はニーナ・アナニアシヴィリや、今はワガノワ・バレエ・アカデミーで振付部門の教授を務めていて、サンクトペテルブルグ・バレエ団の元芸術監督であったユーリ・ペトホフなど、世界的に活躍されている方々といろいろ協議しながら審査をしましたが、一言一言とても勉強になりました。 皆、やはり基礎が1番大切で、その上アーティストとして芸術性や表現力も重視されていました。 コンクールであっても、やはり芸術的なパフォーマンスを見る事ができれば良いなと再確認しました。 4月の末から5月の初めにかけてベルリンに行っていました。さまざまな素晴らしい体験を、若いこれから旅立つバレリーナの皆様と共にすることができました。 来月は、ベルリンからの模様をお伝えいたします。
posted by: 針山愛美3姉妹 | - | 11:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
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